疾患別リハビリテーション~糖尿病~

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 糖尿病は以前から成人病として知られ、現在は脳卒中や高血圧症と共に生活習慣病の一つとされています。この病気は、インスリンの欠乏もしくは作用不全により、高血糖を主とした代謝異常をきたす特徴があり、我が国の糖尿病患者は800万人とも言われています。

 

《特徴》

     遺伝因子と環境因子(食事、運動不足、肥満など)により発症

  する。

     持久運動を行うと、血糖値は運動前よりも低下する。

     症状憎悪により脱水症状や意識障害などをきたす。

     経過中に特有の慢性合併症、特に網膜症・腎症・神経症(糖尿病の三大合併症)をきたす。

 

 《症状》

傾眠、もうろう状態、昏睡、冷汗、振戦、心悸亢進、尿糖の出現、多尿、脱水、体重減少

 

《糖尿病に対しての治療》

 食事療法、運動療法、薬物療法、インスリン療法などがあります。

 

《糖尿病に対しての運動療法》

     運動療法の効果

3060分間程度の有酸素運動を行うと、耐糖能やインスリン作用の機構が改善され、23日間にわたって持続する。

 

     運動療法を行う際の注意点

運動の実施を見合わせるとき

運動を中止すべきとき

     血圧がいつもより高く、180mmHg以上の時

     風邪を引いている時

     頭痛がしたり、熱が高い時

     腹痛や下痢の時

     寝不足や二日酔いの時

     体調が思わしくない時

     胸痛や胸部苦悶感を感じた時

     強い動悸や心拍の欠滞を感じた時

     めまいやふらつきを感じた時

     冷や汗、強い空腹感を感じた時

     関節や筋肉に強い痛みを感じた時

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

     運動療法

運動療法の主食となる有酸素運動は、大きな筋肉を、リズミカルに収縮させ、一定時間継続する運動です。有酸素運動の代表はウォーキングであり、筋をリズミカルに収縮させることで、心臓への血液還流を助け心臓の負担を軽減することができます。

この他、自転車運動や踏み台昇降運動、ジョギング、ランニング、縄跳び等も有酸素運動です。

多くの患者にとって、運動強度が大きすぎ無酸素運動となってしまう為、十分に体力が向上してから実施すべきです。また、なるべく食後12時間に行うのが理想的です。

 

ストレッチ.JPG

 準備運動(ストレッチ体操)

 

DM1.jpg

ウォーキングの方法

 

参考・引用文献

     糖尿病治療研究会:糖尿病運動療法のてびき,p97,103,1042004

     清光至,大平雅美:理学療法ハンドブック第3巻・疾患別理学療法プログラム. p 6697322004協同医書出版社

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