脳卒中&日常生活動作のポイント⑥~リハ科~

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第6章 床ずれについて

●はじめに

 床ずれ(褥瘡)とは、体力の低下した長期療養者や高齢者、体を自由に動かすことができない人等において、『体の特定の部分だけに長い時間圧力が加わり、血流が途絶え皮膚を含めた組織が壊死してしまうこと』を言います。床ずれは短時間でできますが、治癒するまでにかなりの期間を必要とします。今回は床ずれの予防について簡単に説明したいと思います。

●床ずれができる要因

局所要因:圧迫、摩擦、湿潤など

全身要因:栄養不良、脱水、貧血、知覚・運動麻痺、意識障害、浮腫、るいそう(脂肪組織や筋の減少により、体重が減少すること)など 

 ●床ずれができやすい部位 

好発部位は、体重・圧迫がかかりやすく骨が突出しているところ。また、対象者のとる体位(仰向け、横向き、座位など)により好発部位は異なります。  

仰向け:①肩甲骨②仙骨部③坐骨結節部④大転子部⑤踵 

横向き:⑥耳⑦肩⑧肘⑨両膝接触部⑩両踝接触部

 

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 ●予防方法 

・2時間ごとに体位変換を行う。 

・エアマットレスやウォーターマットレスを使用する。 

・横向きをとるときは、左右の踝や膝同士など骨突出部が直接接触することがないように、クッションなどを使用する。

・車椅子を長時間使用する際は、車椅子用クッションを使用する。 

・関節拘縮や変形を予防し、良い姿勢を保ち、体圧の局所への偏在を予防する。

・栄養バランスのとれた食事をすること。栄養管理をしっかり行うこと。 

 ●最後に  

 床ずれは全身状態が不良になると発生しやすく、また治癒しにくいとされており、治癒より予防が大切と言われています。全身状態の改善は必要であり、特に栄養状態が不良になっていると、治癒に対しても影響がでます。  

 また、一度床ずれができてしまうと、治癒までにかなりの期間が必要となりますので、体位交換や栄養管理など気をつけなければいけない部分が多く大変ですが、床ずれができないように予防をしっかりしていきましょう。

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