NST活動実績報告 その④ 『在宅NSTについて』とまとめ

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 NST-24.jpg1)当院在宅NSTは平成18年度から本格的な活動を開始しています。活動の場として、外来、デイケア、デイサービスで行っています。平成20年度の対象人数は141名でした。
2)外来扱いのNST対象者の生活環境は自宅が約半数、ついでグループホーム35%、特養18%の順になっ
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ています。
3)年齢は70~80歳代が圧倒的に多く、20年度には若年者が増加傾向です。
4)要介護度分布では要介護5と認定された方が27%と一番多くを占めています。
5)生活の場として年度別に見ても自宅が圧倒的で、つ
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いでグループホーム、特養の順となっています。20年度には有料老人ホーム入居者の方も2%いらっしゃいます。
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NST-29.jpg6)赤の部分が嚥下障害のある方を示しますが、20年度には約半数に達するところです。嚥下に問題が無くても、認知症進行にて摂食障害になり栄養状態が悪化していく事例もあります。
7)栄養ルートとして経口が圧倒的に多く、最近になり胃ろう造設する利用者が増加傾向にあります。
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8)これは過去3年間のデイサービスみほの利用者の維持・悪化の分布です。特徴として要介護度4に認定されている方が全体の約4割を占め入退院を繰り返す利用者が多いです。
9)寝たきりになっても自宅で介護したいと頑張っている家族がいる反面、老夫婦世帯や非協力的な家族もい
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て、栄養相談が理解できず、無関心であるのも悪化の原因です。
10)過去3年間のデイケアの利用者は要介護度2~3が多く、半数以上が栄養状態を維持できています。
11)在宅では家族の協力無しでは難しい現状にあります。入院中NST活動をしていることも知らず、理解でき
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ずにいる家族も多く、在宅NSTがうまく維持できない事例もあります。
12)次はデイサービスのエントリー数の推移ですが、他の在宅に比べ病状不安定で入退院を繰り返す利用者が多いため、死亡人数が多くなっているのが特徴です。デイケアのエントリー数はデイサービスの半数以下にな
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っており、自宅に帰り過食で過体重となり栄養相談を行っている利用者もいます。
13)外来ではエントリー数が徐々に増え、20年度は約80名近くになってきています。黄色と赤で示した再開、継続者が累積されてくるため、積極的アプローチが必要か静観かを見極めて観察の頻度に変化をつけ対応して
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いく必要があります。外来のNST対象者はグループホームや特養を生活拠点としている方も多いため、グループホームや特養スタッフにもNSTの取り組みを理解して頂き、お互い知識を深めていくための啓発が必要と考えます。
14)通所利用しながら、訪問看護や介護負担軽減のた
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め滞在施設利用が多いのが特徴です。そのため、在宅で継続していくためには訪看や滞在先での栄養状態管理の必要性も不可欠です。在宅介護施設スタッフ達と利用者の栄養状態を情報交換し共通したケアを提供できるようにすることが必須と考えます。

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まとめ
1.回復期リハビリテーション病棟において栄養障害、またリハビリ効果を高めるNST活動の効用が示唆されました。
2.介護療養の栄養ケアマネジメントのNST活動のコラボレーション効果が認められました。
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3.在宅療養へのNST活動において、栄養状態を維持するための諸支援策が抽出されました。

終わりに
療養病棟での長期的な栄養管理で、食事摂取率が高まり、栄養状態や検査データも改善し、更にADLのア
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ップにつながるケースが多く見られています。これは私達のNST活動の原動力となり、改めてチーム医療の有効性を感じています。
今後もロングタームケアが可能な介護医療環境であることの特性を生かしながら、ライフスタイルに応じた在宅療養下の栄養管理に繋げ、地域に密着した継続性を追求し、長寿社会の健康生活の道標を創り上げたいと願って、日々のNST活動を続けていきたいと考えます。

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