高齢者の骨折 その壱 

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―はじめに―

 高齢者の転倒は多くみられ、骨粗鬆症を基盤とした骨の弱さにより、少しの外力によって骨折を起こすことが多いです。骨折により長期臥床となり筋力低下を招き、起居動作・歩行能力が低下し、いわゆる“寝たきり”に陥ってしまうこともあります。そのため、高齢者の骨折のリハビリの目的は「いかに早期に離床させ、身体機能・動作能力の低下を防止するか」にあります。

 

―高齢者に起こりやすい4大骨折―

n         橈骨遠位骨折(転倒の際などに、手掌を地面についてしまい、手首が押しつぶされ、手首の23cm隔てたところに起こる骨折)

n         上腕骨近位骨折(腕の骨の付け根に起こる骨折)

n         大腿骨頚部骨折

n         脊椎椎体圧迫骨折

一般に、年齢別では60歳代、70歳代と加齢に伴い多くなり、性別では女性のほうが男性よりも大幅に上回ると言われています。

 

この4大骨折の中でも、当院の患者様の中で多い大腿骨頚部骨折と脊椎椎体圧迫骨折を2回に渡って説明したいと思います。

 

―大腿骨頚部骨折―

1、原因

転倒して大転子(太ももの骨の付け根外側の凸部分)を強打したり、膝をついて大腿を捻った際に生じることが多いです。平面を歩いていて、つまずいて転倒するといったよくある転倒で生じることが多いです。

2、治療法

①保存的療法②固定術③人工骨頭置換術の3つがあります。

治療法は、年齢や骨折の種類などによって異なり、3つの中から適切なものが選択されます。

3、リハビリ

①関節可動域訓練②筋力強化③荷重・歩行練習④バランス練習などがあります。

リハビリを開始する時期は、全身状態や治療法によって異なりますが、なるべく早期から開始し、寝たきりを防ぎ、元の生活に近づけるように訓練を進めていきます。

 

参考・引用文献

1)冨士武史ほか:ここがポイント!整形外科疾患の理学療法

 

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