リハビリテーション科 吃音について

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定義:

突然、人前で、特定の言葉が発しにくくなる病気で、まわりに人がいなければこのようなことはなく、自然に言葉が出る。言葉に詰まることで、学業的・職業的・対人的関係に困難を招いている。原因は特定されていない。

 

原因:

・脳内調節系(脳機能・ホルモン)の異常:ドーパミン・セロトニン等の伝達・分泌異常

・遺伝性

・ストレス

主症状:

①音・音節の繰り返し(例:ややきゅう、なな…ななつやすみ、うううんどうかい)

※初期症状として、特に幼児期(1歳~就学前まで)・児童期(612歳)に多い

②音・音節の引き伸ばし(例:よんかい、ごはん)

③ブロック(阻止)(例:たいようが ちから、むかし あるところに)

※初期症状として、特に成人期に多い

治療:

「吃音」に対する訓練の目標は、『①吃音症状の軽減②非流暢(スムーズでない・途切れた不自然)な発話を流暢(なめらかで自然な発話)にすること』です。以下に治療の例をあげます。

①環境調整・コミュニケーション場面の設定

・言語的環境/心理的環境の両方を整える。特に、家族(養育者)との信頼関係の形成は重要。

②情緒・心理面へのアプローチ

・吃音児者あるいはその両親が情緒・心理面で不安定であったり不安が強い場合、まずその安定を目指す。

③遊戯療法

・「遊ぶ」という体験によって欲求不満を解消し、ストレスを軽減していく心理療法。

④随意吃※吃音症状を目立たなくする方法

・吃音症状を本人に認識させ、恥ずかしさや恐れ等マイナスの感情に直面できるようにする。

⑤流暢性促進技法※発話を流暢にする方法

・斉読法(声を合わせて音読する)・追読法(他者の後を追って同じ内容を音読する)などの方法を用いることで、流暢(なめらか)な発話を通して、発話に対する自信を持つことを目的とする。

 

【参考および引用文献(引用は一部改変)】

1.廣瀬肇 監修:「言語聴覚士テキストp354359」医歯薬出版株式会社.2007

2.都筑澄夫 編著:「言語聴覚療法シリーズ13 吃音p20.28.45.55」建帛社.2007

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